先日のお話になりますが、下呂温泉に参りました。
正確には、RHが日頃よりお世話になっております、株式会社大松様のご招待に与りましての温泉旅行でございます。
RHをお招き下さいました大松様のみならず、大松様を通じて日頃からお世話になっておりますリンナイ株式会社様、INAXサンウェーブマーケティング様までご一緒と言う、
「旅は道連れ」と言うには余りに豪華な顔合わせでの温泉旅行と相成りました。
平成23年2月6日(日)から7日(月)にかけての一泊二日の旅でございます。
集合場所には大松様のお名前入りの青い旗が翻り、旗の色に合わせるような青空の下、私達は下呂温泉へと向かって出発致しました。
ガイドさんの軽やかなトークに合わせるように、サービスエリアでの合間合間の休憩すらもとても楽しく感じます。
車内でいただいたお菓子の詰め合わせに、子供時代の遠足の懐かしさを思い出してしまいました(笑)
こういったさりげない心遣いで、車内からも旅行は盛り上がっていくんですね。
この楽しさが伝わったのか、不思議と一度も渋滞に巻き込まれる事なく初日の昼食場所である恵那峡山菜園に到着しました。
一見そうは見えないのですが、建物の奥行きが実はかなりありまして、食事の席に案内されながら内部の広さに驚いてしまいました。
食事の美味しさに遠慮なく舌鼓を打ちまくり、山菜園の方達の優しい笑顔に見送られつつ、いざ次の目的地へ。
皆さんは妻籠宿、と言う場所をご存知でしょうか?
時代劇とかで中山道(なかせんどう)と言う単語を聞いた事は?
妻籠宿は、重要伝統的建造物群保存地区に選定されておりまして、
テレビの中で見かけた事は何度もあれど、本当に足を踏み入れたのは、実はこの旅が初めてなのでありました。
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時代劇のセットと見紛う家屋が道に沿って続いています。
でもセットではないんですよ、皆さん。
この町並みを守ろうと、後世に残そうと努力をして下さった方達がいらっしゃるから、私達は今、この町並みをこの目で見て、触れる事が出来るのです。
とかく現代人は新しいものに目を奪われがちですが、自分でも気付かない内に、DNAに刻まれた記憶とでも言うのでしょうか。
町並みの外は山で、田んぼで、雪もあちこちに積もっています。
でも、その景色にどこか懐かしささえ感じるのは、やはり日本人だからなのだと、ちょっぴりセンチメンタルになってしまいました(笑)
中山道は、山深い木曽路を通る事から、木曽街道とも呼ばれているそうです。
魂に染み入る妻籠宿を後にして、バスはまた走り出します。
こちらが今夜の我らが宿、下呂温泉は水明館の館の一つ、臨川閣でございます。
水明館と言うお宿は、一つの建物を指して言うものではなく、青嵐荘・臨川閣・飛泉閣・山水閣の四つの館を総称して水明館と言うそうです。
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四つの館の名称もさる事ながら、有馬・草津と共に日本三名泉に数えられると言う、下呂温泉の名に相応しい素敵なお宿でございます。
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泉質は石鹸に近いアルカリ性との事で、実際お湯を堪能した後、翌日の夕方になっても手肌が乾燥せず、ツヤツヤしていた事に驚きました。
その日の晩は、大松様、リンナイ様、INAXサンウェーブマーケティング様を交えてのお食事会です。
皆様とても気さくな方ばかりで、食事を美味しくいただきながら、太鼓に獅子舞(私も噛んで欲しかったです(笑))、カラオケ大会へと時間は楽しく過ぎて行きます。
この日は興奮し過ぎて眠れませんでした(笑)
翌7日は月曜日でございます。
普段なら蒲団の中で眠りを貪るところでございますが、そこはちょっと頑張って、下呂温泉を堪能するべく早朝の散策に出てみました。
白鷺が湯に浸かって傷を癒していた事から発見されたと言う下呂温泉ですが、
橋のあちこちに白鷺のモチーフがあり、一瞬本物の白鷺かと驚いてしまいました(笑)
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世界に自分一人しかいないような錯覚に陥るほどの静寂の中で、マフラーをうっかり忘れてしまい、顔面がガチガチに冷えてしまいました。
この辺の防寒の甘さが関西人なのでしょうか…折角の早朝散策も、最後の辺りは顔面を押さえながら歩いてました。
臨川閣のロビーでの朝市の賑わいを眺めながら、朝食会場へと向かいます。
昨夜と変わらず美味しい食事を堪能し、今度は大阪へ戻る為の出発です。
帰りと言っても楽しいイベントは盛り沢山でございます。
まず、飛騨高山板蔵ラーメンさんでご当地ラーメンを堪能し、次は飛騨高山の古い町並自由散策でございます。
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こちらの町並も、国選定重要伝統的建造物群保存地区となっております。
城下町の中心、商人町として発達した上町、下町の三筋の町並みを合わせて「古い町並」と呼ぶそうです。
前日の妻籠宿とは似て異なると言うのでしょうか。
この違いは、是非実際に行って感じていただきたいものです。妻籠宿が静なら、こちらは動と言った感じです。
飛騨牛まんとか飛騨牛串焼きとか飛騨牛コロッケとか栗きんとんソフトとか煎餅とか、町のあちこちにグルメなメニュー盛り沢山でしたが、
楽し過ぎてあっさりタイムアップとなってしまい、結局どれも味わう事が出来ませんでした…
心残りと未練を鬼のように残しつつ、最終日の昼食会場である飛騨高山・まつりの森へ。
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会場への移動距離の短さから高を括って上着なしで車外に出たら、お決まりのように凍気にやられてしまいました…
早朝の散策の時といい、関西人がではなく、単に私が馬鹿なんでしょうか…
朝と昼とで美味しい食事を味わって、食事の後に少しだけ、外にぶらりと出てみました。
雨ではなく雪です。
大阪でこんな光景を見るのは殆どありません。
屋根の上の雪、田んぼを覆い隠す雪…どれだけやわらかいのかと触ろうとしたら突き指しました。
雪だからと言って、何時もパウダースノーとは限らないんですね…
楽しい時間は夢と同じで一瞬です。
まつりの森を離れた後は、大阪へと戻るのみです。
合間の休憩時間も切ないような帰路です。
車内で最後に大松様からのご挨拶があり、一泊二日の旅が終わりました。
思いがけない旅のお誘いでありましたが、とても楽しい一泊二日となりました。
この楽しい時間の御礼を、お仕事でお返し出来たらと思います。
大松様、この度は素敵な旅行にRHをお招きいただき、有難うございました!